意外と知らない家族葬の流れ

供花や弔電が迷惑の場合

供花や弔電が迷惑の場合

供花や弔電が迷惑の場合 日本の葬儀文化は、仏教国インドから拝金主義と揶揄される葬式仏教が形作って来た葬儀形態ですが、「袖が触れ合うのも他生の縁」と然程顔見知りで無くても供花や弔電を送ると供に通夜や葬儀に出掛けるのが常識でした。現在では、バブル経済崩壊後未だに低迷する日本経済に起因する葬儀費用の下落に加え、女性の晩婚化や未婚率の上昇などに起因する少子化などにより家族葬が急激に増加し、葬儀の主流となっています。
家族葬は、密葬の呼び方を変更した事で急激に増加した葬儀形態である事から参列者数や葬儀会場の規模など明確な定義が決まっておらず、葬儀業者や地域によって規模が大きく異なる曖昧な葬儀形態です。家族葬は、遺族と極限られた親族と故人の知人だけで行われる小さな葬儀であり、遺族によっては供花や弔電の受け取り自体を遠慮するケースも多く、葬儀自体を隠す様に自宅では無く家族葬専門の葬儀会場でひっそりと執り行われるのが主流となっています。

自分の意思でお悔やみも述べられない家族葬

自分の意思でお悔やみも述べられない家族葬 日本は、イスラム教やキリスト教の様に世紀末思想に起因する遺体へのこだわりが無く、古事記に記されている神代から心臓が停止する精神的な死と3年にも及ぶ殯による遺体の腐敗及び白骨化を完全なる死と考える独特な死生観が有する民族です。イスラム教やキリスト教では、遺体を人目に晒し腐敗させる行為は最大の厳罰とされていますが、日本では殯の宮で遺体が腐敗及び白骨化する過程を遺族達が見守る神聖な行為とされ、殯の名残りが通夜と言われています。
その為、不幸組や無常講などの近隣互助組織で葬儀を行って来た経緯があり、現在でもお悔やみを言う為に自分の意思で通夜や葬儀に参列するのが常識とされて来ました。しかし、近年急激に増加している家族葬は、遺族と極限られた知人や親族だけで行われる事からお悔やみを述べる為に自分の通夜や葬儀に参列するのは非常識とされ、家族葬は遺族より依頼されない限り参列も弔問も出来ない葬儀形態となっています。